2022年6月21日 - Viktor Tachev SMBCグループ:化石燃料産業のスチュワードは変われるか 三井住友フィナンシャルグループ(SMBCグループ)は、気候変動対策に関していくつかの前向きな方針を発表しましたが、海外や国内の同業他社から大きく遅れをとっています。脱化石燃料の方針を強化すれば、気候危機の回避に貢献するだけでなく、評判リスクや座礁資産リスクを回避し、気候変動対策のリーダーシップを示すことができます。
2022年6月20日 - Center for International Environmental Law 東アフリカ原油パイプライン(EACOP)に対する邦銀の融資について 〜 ESGリスクの背景 全長1,443km、事業開発費約50億ドルの東アフリカ原油パイプライン(EACOP)は、日量21万6千バレルの原油を、電気で加熱した形で、ウガンダからタンザニアのタンガ港まで輸出用に輸送し、石油生産ピーク時には、年間で石炭火力発電所9基分のカーボン・フットプリントに相当する二酸化炭素(CO2)を排出します。三井住友銀行は、EACOPの主要開発企業の財務アドバイザーであるとともに、当事業への投融資の大半を占める30億ドルのプロジェクト・ファイナンスの共同幹事行を務めています。
2022年5月27日 - Carbon Tracker & 布川健太郎 不安定なLNGはリスク:アジア地域におけるLNG依存を避けるべき理由 Carbon Trackerの報告書『不安定なLNGはリスク(原題:Stop Fuelling Uncertainty)』によれば、日本・韓国・ベトナムには再生可能エネルギーの道入の大きな可能性があり、コスト面でもガスより有利な状況です。不安定なガス市場への依存を高めることにより、コモディティー価格リスクや数千億円のLNG関連設備投資が座礁資産になるリスクにさらされます。
2022年5月20日 - Environmental NGOs SMBCグループの新⽅針および取締役会の意⾒を分析気候対策強化を求める株主提案は継続 環境NGO4団体は、三井住友フィナンシャルグループ(SMBCグループ)による気候変動⽅針に関する新たな発表と、株主提案への取締役会の意⾒を受け、投資家向けの説明資料を発行しました。
2022年3月30日 - Viktor Tachev バングラデシュのマタバリ石炭火力発電事業へのJICAの関与がもたらすリスク 国際協力機構(JICA)がマタバリ石炭火力発電所事業を進めることにすれば、日本、そして自らをレピュテーション(評判)および財政的なリスクに晒すことになるでしょう。